先日、大手ポータルサイトのセミナーに参加してきました。
実は、インターネット広告って卒論のテーマだったのです。
当時は、グーグルも日本ではメジャーでなく、ネットスケープもまだ残っていた
頃の話です。
当時と比べて、当然広告掲載の手段は増えており、検索連動型やスポンサーサイトへの表示など。当時は検索エンジンというよりは、アクセス数の多いサイトにバナーを張ったりなど。でも、当時こうなるという風に考えられていた方向には概ね進んでいるようです(汗)、PV課金からクリック課金へやユーザ属性からレコメンド配信など。
んで、セミナーで特に目を引いたのが、2つの数値でした。
インターネット広告の全広告費に占める割合が、この15年で急激に伸びていました。なんと、15%!テレビが30%で首位であるものの、ダントツ2位となっていたのです。当時から新聞、ラジオ、雑誌などに占める割合の低下はよくあったのですが、そちらは大きく変動したようには見えず、当時50%弱を占めていたいテレビ広告費がそのままインターネットにシフトしたようにみえます(ちなみに当時のWEB広告は1.数%程度)。
二つ目の数値がメディア利用時間です。恐らく、仕事や学業を除いたプライベート時間の費やし方ですが、これもスマホが首位。90数分で、テレビを軽く超えています。パソコンも確か3位につけていたので、スマホ+PCだと恐るべきインターネット利用時間となります。もっと突っ込むと、テレビ見ながらスマホを使うことも多いでしょうから、圧勝と言わざるを得ません。
視点を変えると、セミナーではここまで突っ込んではいませんでしたが、恐らくテレビ広告も多くがスマホやWEBサービスに関連するものが昨今占めていて(よくゲームアプリや買い物サイト、キュレーションのCM見ますのよね・・・)、インターネット産業の成長恐るべしと感じました。。。マス広告には出来得ない検索ニーズに連動させたピンポイント周知ができるのですと。ポータルサービスにユーザは情報を探しに来ているのですから。
弊社のビザ申請クラウドは、基本的には法人向けサービスとなります。形態は、BtoBtoCと最終的には就労したり就学したする外国人の生活を便利にしてく事がミッションとなるのですが、当年のお客様は法人となります。ふんだんな資金があるわけでもないので、当然小口が可能なインターネット広告は最初に目に留まるわけですが、セミナー行ってしまうと将来的にも・・・という気になってしまいました。
ただ、もう一歩踏み込んで考えてみると、実はポータルもある意味次の「マス」になりつつあるという事実です。弊社のビザ申請クラウドのように非常にニッチかつ法人サービスのようなものは、「マス」よりももっとエッジの効いた周知・告知の方法を創意・工夫する必要があるんですよね。ということで、ネット広告の出稿には、若干慎重になってしまいました。